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論述講座 第2回 西周の封建制/ヘブライ王国の問題

【問題】西周封建制の特徴を、以下の語句を全て用いて120字以内で説明しなさい。使用した語句には下線を引くこと。 指定語句 主従関係 宗族 宗法 封土

 

【解答例】

周王は一族、功臣などを世襲の諸侯とし、封土を与える代わりに軍役、貢納の義務を課す主従関係を結んだ。西周封建制は父方の血族集団である宗族を基盤とする血縁関係に基づき、その一族内の規範である宗法によって秩序を維持し結びつきが強められていた。

 

【問題】新王国時代のエジプトから、ヘブライ人の民とよばれる人々は、モーセに率いられて脱出し、やがてパレスティナに定住の地を見出したという。前10世紀頃、ソロモン王の時代には栄華をきわめた。その後の数百年の間に、ヘブライ人は独自のユダヤ教を築きあげた。その成立過程について、彼らの王国の盛衰との関わりを考慮しながら、120字以内で説明せよ。

 

【解答例】

ソロモン王の死後、ヘブライ王国イスラエル王国ユダ王国に分裂し、アッシリア新バビロニアに滅ぼされた。さらにバビロン捕囚を受け、苦難の中形成されたユダヤ教は、アケメネス朝に解放されたユダヤ人がイェルサレムに神殿を再建したことで確立された。

 

※南のユダ王国がバビロン捕囚を受けたという表現をすると、字数が多くなりすぎる。そこで、南北が滅ぼされたまでで一文を切り、その後にバビロン捕囚を受けたという表現で逃げました。