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第1回論述 解答例/解説【問題②】

○【問題】18世紀のイギリスで始まった工業化(産業革命)でおこった燃料と動力、交通・輸送手段などの変化、鉄や衣服を作る新しい技術や生産形態、結果として起こった衣服の材質の変化などについて説明しなさい。ただし、人名や地名、特定の機械の名前などは書いてはいけません。「それまでの○○にかわって□□が使われた」などの大きな変化だけを書くこと(150字程度)

 

○【解答例】

燃料は木炭から石炭に変化した。動力は動物や水力から蒸気機関になり、交通・輸送手段も馬車から鉄道、帆船から蒸気船に取って代われらた。機械の発明によりマニュファクチュアから工場制機械工業に変化し、鉄の生産には木炭や石炭に代わりコークスが燃料として使われるようになり、衣服の材質は毛織物にかわって綿織物が中心となった。

 

○【分析】

主題:イギリスの産業革命でおきた燃料と動力、交通・輸送手段などの変化、鉄や衣服を作る新しい技術や生産形態、結果として起こった衣服の材質の変化

条件:人名、地名、機械名などは書かず、大きな変化を書く。

 

○ポイント

変化なので、変化前→変化後の順番で統一して書く。

主題と条件に従い、各分野の大きな変化を書いていく。ほとんどはすぐに思いつくが、生産形態が、工場制手工業(マニュファクチャ)から工場制機械工業に変わったという点に気がつけるかが勝負の分かれ目。

 

○その他

馬車と鉄道 帆船と蒸気船をそれぞれ対のものとして表記してみた。コークス製鉄法は、コークスを燃料としているという表記もできるので、一番最初にもってきても問題はない。鉄道を蒸気機関車と表記してもいいだろう。